2009年06月01日23:59

企業、次の手【日経関西コンシェルジュ】

「日経関西コンシェルジュ」に掲載されました。
(下記、記事全文)
新製品の開発物語も
 新製品開発までの経緯を語ってもらうサイト「ものづくりの挑人たち」を運営しているのは、日本テクノロジーソリューション(兵庫県高砂市)。入社2〜3年の若い従業員が顧客の企業を訪問。開発に取りかかったきっかけ、突き当たった壁などを開発担当者から直接聞き取り、ドキュメンタリー形式で描く。

 同社は大手電機向けの検査機器製造技術を生かして、自社ブランドの食品向け包装機器を開発、下請けから脱却。「挑人たち」は、経験を生かし経営コンサルティングを行った他の中小企業の新製品をPRするために立ち上げた。
 岡田耕治社長は「中小企業は世間からはぱっとしないと思われ、企業自身も『うちは下請けだから』と萎縮している」と歯がゆさを隠さない。「隠れている優れた技術をもっと表に出していく必要がある」と、08年からコンサルの顧客以外の新製品も取り上げていくことにした。

 ドキュメンタリーのほか社長インタビュー、営業プレゼンテーション用動画、顧客の声を取り上げる。各コンテンツの利用料金は30万円。ドキュメンタリーに発泡スチロールによる医療、介護用品の開発経緯を掲載した龍野コルク工業(兵庫県たつの市)の片岡孝次社長は「自社サイトでは手前みそに見える話でも、『挑人たち』に掲載することで客観性のある話になり、見る人に興味を持たせやすい」と話す。

 近畿経済産業局、中小企業基盤整備機構近畿支部が発表した09年1〜3月の中小企業景況調査によると、前年同期より売上額が「増加」と答えた企業割合から「減少」と答えた企業割合を引いたDI値はマイナス45.6と過去15年間の四半期で最悪になっている。こうした不況の中でも、頑張っている中小企業をインターネットで探すのも面白そうだ。(編集委員 一丸忠靖)

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